今回は市販の革と鉄筋を使って、キャンプで使う薪ラックを自作しました♪
折りたたみタイプのラックもいいですが、持ち運びに便利なのは分解タイプです。
特に荷物をあまり持たないソロキャンプに大活躍すると思います!
薪ラック部分の作成
まずは薪を置くラック部分を革で作っていきます!
【使うもの】
レザー | 70cm×45cm |
レザー用ボンド | 木工用でもOK |
菱目打ち | 5mm1本 |
銀ペンと定規 | ステッチンググルーバーでもOK |
ロウ引き糸 | 麻糸の場合はロウも準備 |
丸針 | 2本 |
ゴム板 | ビニール板でもOK |
レザーの加工①
最初にラックに引っ掛ける部分を作っていきましょう!
約10,5cmの幅でレザーの裏(吟面)に線を引きます。
銀ペンがあれば銀ペンで、なければ濃いめの鉛筆でもOKです。
この線を両端に引きます。
次はボンドです。
線ピッタリに付けるとはみ出してしまうので、線の少し下に付けていきましょう。
ボンドを付けたら線に合わせてピッタリと接着します。
もしボンドがはみ出てしまったら、乾く前に拭き取ってください。
《注意》
線の部分のみ接着します。
折った所を全部接着しないように!!(ここに鉄筋を通します。)
両端を接着したらこのまましっかり乾かします。
ボンドによりますが、大体1~2時間ほどで乾くと思います。
レザーの加工②
ボンドがしっかり乾いたら次は縫っていきましょう!
まず使うのは菱目打ちと木づち、ゴム板です♪
これを使ってレザーに縫い穴を開けてきます。
今回は2本菱目を使いましたが、直線に穴を開ける場合は4本の方がおすすめです。
縫い代を約1cmほどあけて線を引きます。
定規と銀ペンで引いてもいいですが、ステッチンググルーバーを使うと楽に引けるので持っていたら使いましょう。
線を引いたら穴を開けます。
レザーの下にゴム板を入れて貫通しないようにします。
最初の穴は間隔をとるためにひと目だけ当ててください。
最初の穴を開けたら、そこにひと目引っかけて穴を開けるをくり返します。
これをボンドで留めた両端に開けていきます。
銀ペンの跡は縫うと糸で隠れるので、残っていても問題なし!
レザーの加工③
穴を開けたら縫って完成です♪
使うのがレザー用の丸針・ロウ引き糸・ハサミです。
縫い終わりにライターを使う予定でしたが、ボンドにしました笑
まず針に糸を通します。
裁縫用とちょっと違うので、下のやり方を参考にしてください。
これを針2本分作ります。
作ったら《平縫い》で縫い付けていきましょう!
この時にレーシングポニーがあるとかなり便利です。
縫い終わりは糸を2回結び、ハサミでカットしたらボンドで留めます。
これを両端縫ったら完成です!!
鉄筋を使って脚の作成
ここからは鉄筋を使って、薪を乗せるための土台を作っていきたいと思います。
鉄筋(丸型)厚さ13㎜・長さ180㎝×2本
カットベンダー
ディスクグラインダー
万力
まずはカットベンダーで鉄筋を切って、60㎝の長さの鉄筋を4本作ります。
次は鉄筋を曲げる作業に移ります。先程60㎝にカットした鉄筋の端から20㎝の場所に印をつけます。
カットベンダーに鉄筋をセットして曲げます。
写真のように印をつけた場所をベンダーにセットしてください。
ぎゅっと体重を掛けてある程度曲げたら、一度ベンダーから鉄筋を取り外して、写真の様に再度場所を変えて再セットします。
また体重を掛けて鉄筋を曲げます。今度はあまり曲げすぎないように曲げてください(写真参考)
次は先程曲げた鉄筋部分から10㎝の場所に今度は印をつけます。
写真の様に今度は逆方向に鉄筋を曲げていきます。曲げ方は先程と同じで、一度曲げたら鉄筋を外して、ベンダーにはめ込み位置をかえてまた曲げる!
後は邪魔な飛び出した鉄筋をベンダーでカットします。
約6cmぐらいがバランス的にちょうどいいと思います。
この作業を4本分くり返します。
けっこう大変・・・(笑)
因みに鉄筋をカットした部分を100均で売っている鉄ヤスリで磨いてあげると、角がなめらかになり安全です♪
後は革に通す鉄筋を2本作ります。ベンダーで50㎝に鉄筋をカットすればOKです。
塗装
次は鉄筋を塗装する作業です。まずは余分な汚れをウエスなどで拭き取ります。
拭き取ったら、密着スプレーを鉄筋全体に吹き付けます。
これをするだけで塗装の持ちが格段に良くなるので、長く使いたい方は使うのをおすすめします。
密着スプレーが乾いたら今度は市販のスプレーで塗装します。
色はつや消しブラックで塗装しました♪
やっぱり鉄筋系のギアはブラックがカッコいい!!
※塗装時は地面が汚れないよう下に何か敷いた方がいいです。
今回は使っていないコンパネを敷いてます。
このまましばらく乾燥させます。
乾燥時間はスプレーにもよりますが、大体30分あれば乾くと思います。
片面が乾いたらひっくり返してもう片面にも吹き付け、乾燥させます。
両面がしっかり乾いたら完成です♪
まあ・・・塗装しても地面に打ち付けるので、ハンマーで打ち付ける部分はそのうち剥がれてきますけどね?
それもそれで!味が出る的な感じで・・・・考えてください!!
組み立て
組み立て方は至って簡単!まずは革を地面に広げます。
少し斜めに地面に刺してハンマーで地面に打ち付けます。
この時に革に通す鉄筋がちゃんと乗るように間隔を調整してください。
打ち込む深さは大体15~20cmぐらいで!
※ぐらつく場合はもう少し深く打ち込んでもOKです。
打ち込んだら革の両端に鉄筋を通します。
通したらラックをかけて完成です♪
コレぐらい薪を乗せても問題なしでした!!
まとめ
今回は鉄筋と革で作る《簡単薪ラック》の作り方をご紹介しました!
カットベンダーがあれば曲げ&カットが同時に出来るので、よくギアを作る方や興味がある方は持っておくとかなり重宝します。
DIYの幅も格段に広がりますよ♪
革もレザークラフトのちょっとした知識があればすぐに作れるので、興味がある方はぜひ♪